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これは、陸上競技・男子1500mの「元 日本記録」。 石井隆士さん(当時 日体大教)が、デュッセルドルフで行われた「ワールドカップ陸上」で出したもの。 ただし今から29年前の、1977年9月3日。私が中学1年。 この記録は「最古の日本記録」などと言われていた。 その記録が破られていたのを私は最近まで知らなかった。 現在の日本記録は「3分37秒42」。小林和史さん(NTN)が2004年7月31日にフーズデンで出した。 自分では新聞の細かい記事まで読んでいる、などと思っていたが、そうではないようだ。 石井さんは現在、「日本体育大学 体育学部 社会体育学科 助教授」。 そして陸上競技部長。 陸上競技の現役時代は、中距離=石井さん、という感じ。 高校3年の高校総体・男子1500mで優勝(1972年)。このとき3位だったのが2学年下の瀬古利彦さん(四日市工業)。 瀬古さんの高校時代の活躍を紹介される写真には、石井さんが一緒に写っている。 日体大の学生時代は、東京箱根間往復大学駅伝競走で1区・区間賞(1977年)。 それにしても、一つの記録が27年に渡って破られなかったとは。 私は石井さんの1500mのレースを国立競技場で一度だけ見た。 1980年。高校1年の時。 石井さんのラスト・スパートの速さが印象に残っている。 ただ、400mトラックを3周と3/4を走る種目。「駆け引き」がかなりあると思う。 この試合をテレビで観ていた陸上競技部の同期のヤツが言っていた。 「あれじゃぁ、前に出られない。他の選手がワザと体を寄せたりしてる」。 800mはセパレート・コースでのスタート、しかも距離的に前半から飛ばせる。 ところが1500mは、若干アウト・レーン寄りにいる選手は前にいるものの、スタートから「位置取り」の戦いがある。前半から飛ばせる距離ではないし、くり返すが「3周と3/4」の間には様々な駆け引きがある。 勝ちたければ、ただ走るのではなく、「頭を使っている」のだろう。 最近の陸上競技の放送でも言われているのだろうか。 「記録は平凡ですね」。 なんか、優勝の価値が下がった、とでも言うのだろうか。 オリンピックの100m、200mの「決勝」に進む選手。 私の記憶では「2組・4着まで」。つまり、どんなに記録が良くても、自分が走る組で「5着」だったら決勝には進めない。タイム・レースではない。 他の種目でも「3着+2」などとなっている。 これは、自分が走る組で「3着」に入れば次のレースへ。残りの2人は4着以降でタイムの良かった2人。 記録より、勝負を優先させている。 石井さんの記録が長いこと破られなかったのは、このあたりに理由があると思う。 日本では、中距離の種目はあまり人気はないようだ。 ずいぶん前に、ヨーロッパで行われた「ゴールデン・マイル・レース」をテレビで見たことがある。1マイル(1600mちょっとだと思います)、を走る。 観衆は賑やかで手拍子などをしていた。 イギリスの「セバスチャン・コー」、「スティーブ・オベット」らが走っていた頃。 |
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